今朝出勤して車を駐車場に止め事務所まで歩いていると、歩道の植え込みにしろ三毛さんが横たわっていました。
おそらく交通事故にあってしまったようで絶命していました。


この道の反対側に住宅街があって、黒猫のたんごくんと勝手に名付けた猫が道路を横断しているのを数回見かけたことがあります。
かなりスピードを出す車が多くて見ているこちらがひやひやものでした。


しろ三毛さん、もしかしたら２，３年前にもっと離れた向こうのほうで見かけたことがある子かもしれません。
その頃生後１歳未満に見えたので避妊手術だけでもと、何回か探しに行ったことがありました。
残念ながら出会うこともなく、こんな最悪の形で再会するとは胸が痛みます。


うちのちいくんが糖尿病からのケトアシドーシスを発症し植物猫状態になって退院してから、１０日後に虹の橋を渡ってしまったその日の午後、数台前を走る車にひかれてしまった親子猫に出会ったことがありました。


車を運転していた母子は憔悴していました。
車を降りて積んでいたシーツを親子猫にかけてあげて警察が来るのを一緒に待ちました。
警察はこの母子が呼んだのです。
先に飛び出したママ猫は道路を渡り切ったものの、あとを追いかけてきた子猫がひかれてしまい
踵を返して戻ってきたママ猫もひかれてしまいました。
２匹とも即死でした。


生後１か月くらいのまだ手のひらサイズの小さな赤ちゃん猫。
真っ白い体にのみがたくさんついていました。




ひいてしまった母子はその後病院で２匹をきれいにしてもらってから高尾山のふもとの火葬場で荼毘に付されたと、後の電話で聞きました。

こんなにお気持ちの優しい方がひいてしまうなんて、母子の方もお辛かったと思います。




外は危険がいっぱいです。
危険をおかしてでも道路を渡らないとご飯が食べられない、それは過酷で悲しいことです。
交通事故死の猫の数は殺処分の３倍？とも言われています。


外で暮らさざるを得ない猫さんが１匹でも減りますように、そして脱走してしまった子たちがこんな目に合うことなく無事におうちに帰れますように願ってやみません。



清掃局にすぐに電話してしろ三毛さんを託しました。
短いこの子の一生、しっかり記憶にとどめておこうと思います。





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